新開発のHIV治療薬がまたまた進歩しました。

 

 昨年11月に自身のHIV感染を告白し、世界的に話題となった
ハリウッド俳優のチャーリー・シーンが、新薬の治験
(臨床実験)に参加したところ、血液中のウィルスは検知されずに
HIVの完全除去がなされ、治療が成し遂げられたと明かしました。

 

○ 開発会社
CytoDyn
バイオテクノロジー企業

 

○ 新薬命名
PRO-140

 

○ 治療効果
・ HIV感染者の3分の2以上の患者が感染しているR5という素質に対し効果的。
(HIVには大きく分けるとR5ウイルスとX4ウイルスの二つのタイプがある。)
・ 週に1度の注射で済み患者の身体的負担を軽減できる。

 

○ 現行の治療薬の問題点
・ 現在の治療薬はHIVウィルスの活動を完全制御させる効能はありますが、
治療薬を継続的に服用しなけれえば、重篤化してエイズ発症に至ります。

 

・ HIVは突然変異を起こし薬剤耐性ウィルスに変異やすいため、単一の
薬剤では対応できず、複数の薬剤を組み合わせなければなりません。
・ 薬剤の自己負担額が大きく、生涯継続する。

 

 更なる研究でオールマイティーにウィルスを壊滅できる治療薬開発が
待たれます。

 

参考元
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161203-01746642-nksports-ent